エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
あとがき…のようなもの

――やっと終わった


本音はそんな感じです。
去年の7月に前編を書き、後編は9月から始めて8ヵ月もかかってしまいました

途中何度も挫折しながらの長い妄想の旅でした。

このラストが書きたくて、『エア・フリー』と言う響きを自分自身が好きになって、それに話をつけていく旅でした。

当初、前編を完結する時点では、後編に弥生の登場予定はありませんでした。

読者の方からの

『弥生を殺さないで』

の声に、もう一度作品を考え直して組み立ててみたらラストを壊す事なく、ゆける気がして変更しました。

まあ、その為に自分のキャパを超え、広げすぎた感は否めませんが。

しかしその為に“野田”も生き“和田梓”が生まれました。

この話は、誰が主人公でも、誰が脇役でもありません。

軸は“勇”と“火菜”になりますが、無理な設定の中にも無数の“自分自身”を散りばめました。


だって、素人の書くモノに完全フィクションはありえないでしょう。


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