エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
確かに夫の死期を早めてしまったのは…私。
私が吉永に依頼した。
しかしもっと、やすらかに永遠の眠りにつくやり方はいくらでもあったハズだ。
なのにああいう薬を注射したのはなぜか、近いうちに吉永に直接聞いておく必要がある。
と美佐子は思った。
すると黒沢が美佐子の手に何かを握らせた。
「何これ!?」
「これはロケットペンダントね!」
「……ハイ。青い方は弥生も勇も持っていなかったのでとりあえず勇のこれを没収したら、なかなか面白い事が書いてありました。」
美佐子がそのペンダントを開いて見ると、中から小さく畳んだ紙切れが2枚出てきた。
その紙切れを開くのももどかしい程、美佐子の胸は高鳴っていた。
その紙切れは弥生から火菜に宛てられたものだった。
私が吉永に依頼した。
しかしもっと、やすらかに永遠の眠りにつくやり方はいくらでもあったハズだ。
なのにああいう薬を注射したのはなぜか、近いうちに吉永に直接聞いておく必要がある。
と美佐子は思った。
すると黒沢が美佐子の手に何かを握らせた。
「何これ!?」
「これはロケットペンダントね!」
「……ハイ。青い方は弥生も勇も持っていなかったのでとりあえず勇のこれを没収したら、なかなか面白い事が書いてありました。」
美佐子がそのペンダントを開いて見ると、中から小さく畳んだ紙切れが2枚出てきた。
その紙切れを開くのももどかしい程、美佐子の胸は高鳴っていた。
その紙切れは弥生から火菜に宛てられたものだった。