エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
最悪な出会い
――8月3日・フリースクール
今日もいつもの様に休み時間に勇へと発信する火菜。
しかし結果はいつもと同じ。
落胆してケータイを閉じようとするその瞬間に火菜のケータイがブルブルと反応した。
「わーっ!!」
驚いて思わずケータイを落としそうになりながら、火菜はそれが“おっちゃん”からだと分かると急いで廊下に出て取り敢えず
「おっちゃ〜ん!?」
と応答した。
周りには人がたくさんいるので廊下を小走りに通過して人がいない場所を探す。
「おっ! 火菜 久しぶり〜。その感じだと元気そうだな♪」
「私は元気だけど、あの日からもう8日も経ってるのに何にも連絡くれないでおっちゃん何してたの!?」
取り敢えず火菜は廊下のつきあたりまで来ると、非常ドアを開け非常階段に出て話した。
(よし!ここなら誰もいない。)
「おいおい!そんなに怒るなよ〜 こっちも色々と大変だったんだから…。それより勇とはまだ連絡つかないだろう?ケータイは生きてるけど電源が入ってないみたいだな。」
今日もいつもの様に休み時間に勇へと発信する火菜。
しかし結果はいつもと同じ。
落胆してケータイを閉じようとするその瞬間に火菜のケータイがブルブルと反応した。
「わーっ!!」
驚いて思わずケータイを落としそうになりながら、火菜はそれが“おっちゃん”からだと分かると急いで廊下に出て取り敢えず
「おっちゃ〜ん!?」
と応答した。
周りには人がたくさんいるので廊下を小走りに通過して人がいない場所を探す。
「おっ! 火菜 久しぶり〜。その感じだと元気そうだな♪」
「私は元気だけど、あの日からもう8日も経ってるのに何にも連絡くれないでおっちゃん何してたの!?」
取り敢えず火菜は廊下のつきあたりまで来ると、非常ドアを開け非常階段に出て話した。
(よし!ここなら誰もいない。)
「おいおい!そんなに怒るなよ〜 こっちも色々と大変だったんだから…。それより勇とはまだ連絡つかないだろう?ケータイは生きてるけど電源が入ってないみたいだな。」