エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
「み、ミコ!? なんか女みたい。」
そう言ってから火菜はものすごく後悔した。
目の前の命がとても恥ずかしそうに俯いたからだ。
「ゴメンね。アタシってデリカシーに欠けるよね。」
命はバァッと顔を上げるとニヤついていた。
「ウソ!ウソ!でもそれでいいんじゃねぇーの!俺は人の顔色見て話すヤツとか、自分を良く見せようとするヤツ嫌いだから…。」
「そーだね!私は私だから…。でももう一つだけ言わせてもらうとミコはそんなだからみんなに怖がられてるんだよ。普段も今みたいに笑ってればいいのに。」
「お前ってイチイチ説教くさい事言うけど、なんか説得力あるよな。」
「それってホメてるの?」
「あぁ モチロン!!」
「ありがとう。」
「よぉ〜し!じゃあ早速探すぞ。」
すでに命は数冊のそれらしい辞書や文献を机の上に積み上げていた。
そう言ってから火菜はものすごく後悔した。
目の前の命がとても恥ずかしそうに俯いたからだ。
「ゴメンね。アタシってデリカシーに欠けるよね。」
命はバァッと顔を上げるとニヤついていた。
「ウソ!ウソ!でもそれでいいんじゃねぇーの!俺は人の顔色見て話すヤツとか、自分を良く見せようとするヤツ嫌いだから…。」
「そーだね!私は私だから…。でももう一つだけ言わせてもらうとミコはそんなだからみんなに怖がられてるんだよ。普段も今みたいに笑ってればいいのに。」
「お前ってイチイチ説教くさい事言うけど、なんか説得力あるよな。」
「それってホメてるの?」
「あぁ モチロン!!」
「ありがとう。」
「よぉ〜し!じゃあ早速探すぞ。」
すでに命は数冊のそれらしい辞書や文献を机の上に積み上げていた。