エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
「ゴメン! さくらボーッとしてた。」
「まったく〜未来はヒナって呼んだ方がよさそうだね。」
あきれ顔の永井 さくらは、私がココに来てすぐに仲良くなった友達だ。
私のストラップも何もついてない真っ更なケータイを見て話し掛けてきた。
そしてこのなんだか分からないが今はやってるらしいブタのストラップをつけてくれた。
“さくら”はちょっとおせっかいな、それでいて甘えん坊なとこのあるのがなんとも可愛らしい娘だ。
しかし、中2の頃からイジメられて学校にはほとんど行かなくなったらしい。
だから普通の高校への進学の意志はまったくなく、迷わずにこのフリースクールに入ったらしい。
勿論、私はイジメの経験はないからよくは分からないが さくらはとてもイジメられるタイプではないと思った。
「まったく〜未来はヒナって呼んだ方がよさそうだね。」
あきれ顔の永井 さくらは、私がココに来てすぐに仲良くなった友達だ。
私のストラップも何もついてない真っ更なケータイを見て話し掛けてきた。
そしてこのなんだか分からないが今はやってるらしいブタのストラップをつけてくれた。
“さくら”はちょっとおせっかいな、それでいて甘えん坊なとこのあるのがなんとも可愛らしい娘だ。
しかし、中2の頃からイジメられて学校にはほとんど行かなくなったらしい。
だから普通の高校への進学の意志はまったくなく、迷わずにこのフリースクールに入ったらしい。
勿論、私はイジメの経験はないからよくは分からないが さくらはとてもイジメられるタイプではないと思った。