この世のしるし
「聞いているのか?シンタロウ。」

「あ?ああ……」


ずっとサポートをしてくれている有能な従兄弟の声に、視線を部屋に移す。

話が済んで、視線をもう一度外に戻した時にはもう女の姿は無く、夕日も姿を消していた。



それから、夕日の沈む時間が楽しみになった―――



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