[ ne・o-Child ]

戦う少女

次の日は体力測定で
朱李の言ったとおり、
あれから何も食べてない
俺は、体に力が入らなかった。

しかも最後は実践の戦い。

相手は【 ne・o-Child 】
同い年くらいだけど
やけにガタイのいい男だった。


成宮が見ている。

「始め!!」
の合図で戦いが始まる。

線をひかれた10m×10mの
四角の中で戦う。

武器は無し。


俺はある意味スポーツとして
捉えていた。

あぁ・・・しんどい。

でも、これで最後・・・


何なんだよ。
腕立て・腹筋・背筋・
懸垂・反復横とび・・・

ジャンプ力って何?

何の検査だよ!


ビシッ―バシッ―
相手の蹴りやパンチを
受け止めながら
早く終わんないかなって
思ってると・・・

「殺せ!」と成宮が言った。

ハッ?!今なんつった?

ドゴ―ン――
いきなり重い蹴りが俺の腹に
入り吹っ飛ばされる。

『ゲホッ・・ゲホッ・・・』

マジかよ・・・

相手の顔を見ると今までの顔と
違い殺気だっている。

< 109 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop