[ ｎｅ・ｏ－Ｃｈｉｌｄ ]

その夜やっぱり
夕食は食べなかった。

ハルの料理がうまかったのか
ここのが不味すぎるのか？


体は重く･･･
あちこちが痛い。

明日戦ったら･･･無理かもっ。
まぁいいか･･･。


櫂･･･



そのまま眠ってしまった。

フッと人の気配に目が覚める。
真っ暗で何も･･･見えない。

『ｸﾞｯ！！』
突然手で口を塞がれる。

相手の腕を掴むと
ｶﾁｬｯ

えっ？！
その手はパイプベットの枠に
繋がれた。

そしてもう片方の手も

ﾄｯｸﾝ―

暗闇に目が慣れると･･･

成宮！！

手がゆっくり口から離れる。


『ふざけんな！』切れる俺に

「お前、今日も飯食わなかった
らしいな？
ボイコットのつもりか？
死にたいのか？

お前をこの会社が死なすと思うか？

データが採り終わるまで
点滴でも何でもして生かされる。
無意味なことをするなっ。」

『その会社の大事な商品に
勝手に触れんじゃねぇよ。』

その言葉を無視し

俺の上に跨った成宮は、
手錠をかけられた手からスッと
体を撫でる。

ﾋﾟｸﾝ――

『こんな趣味ないから、外せよ。』
ｶｼｬﾝと繋がれた手錠がなる。

｢寝首をかかれたらたまらないからな(笑)｣
成宮の唇が俺の首元に触れる。

ｿﾞｸｯ――