[ ne・o-Child ]
『俺に触るな・・・』
その声を無視し、服に手がかかる。

『やめろ!!!』

大きな声を出す俺に成宮は

「声をあげてもいいぞ。
音量電源は切ってある。」
とほくそ笑む。

『頼むから・・止めてくれ。
言うとおりにする・・から』

「俺はお前の泣き顔がみたいんだ。
その後、お前は強くなる。

嫌がる女をやるのは趣味じゃないが・・・
すぐに思い出す。
俺がお前に女を教えたんだからな。」

『この変態やろう!』

「何とでも言え。
お前あいつと寝たか?
あの時いたろ?櫂ってやつが・・・
ここの出身だ。

あいつはどういう風に
お前を抱いた?」

服がはだけ、成宮の舌が這う。

『やめろ・・・』

泣くな・・・
こいつが喜ぶだけだ。

「あいつのことはすぐに忘れる。
そして俺のことを思い出させてやるよ。」
胸を掴まれそこに顔を埋める。

繋がれていない足で抵抗するも
成宮に敵うはずもなく・・・

ぐぃっと足を抱えられ
押し込まれたそれは容赦なく
何度も俺を突ぬき、




俺の何かを奪っていく。


櫂・・・櫂・・・櫂・・・・

心の中で何度も呼んでいた。



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