[ ne・o-Child ]
ドサッ――

フン、単純なやつめ。
そんなに俺に抱かれるのが嫌か・・・

「次、そこの3人行け!!」

スピード・動き・パワー・技
問題ないな。

いつも驚かされていた。
こいつは一度見せただけで、
すべての武術を習得していた。
だから、こいつに教えるのは
妙に楽しくてもっと強くと
欲がでてしまう。

運動神経の問題ではない。


そしてこのしなやかなバネ、
着地からの動きの早さ、
正確に相手の急所を押さえる。

そして
バキッ――
「・・・・・・・・」

感情もなく人を殺すこの冷酷な魔物。

見ているだけでゾクゾクする。

「やめ!!」

だから最初にこいつを見つけた時
別人かと思った。
仲間と楽しそうに笑う姿が
ただの少女に見えた。


たった1年で人は
こうまで変わるものか?



厳密にいうと3ヶ月の間だろう。
その場所がよっぽど
居心地がよかったのか
大事だったのか・・・

自分を犠牲にするなんて
ありえないことだった。


『成宮~。
もっと強い相手、探してくれる?
退屈なんだ。』


そしてこいつは再会してからは
俺を呼び捨てするようになった。


生意気なガキが・・・


RENと目が合う。




その目は明らかに俺を殺すと
言っていた。

今日から夜這いは無理だな。

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