[ ne・o-Child ]
その中心の場には・・・

敵も、味方も関係無く
流れるように相手を
倒していくあいつがいた。

REN・・・




生きてた・・・

最後の自分のテリトリーに
入るやつを高くジャンプしたまま
蹴り倒し、片膝をつき着地すると
ゆっくりと立ち上がりこっちを見た。


REN・・・?

姿形は前のままだが
それがRENなのかなぜか疑問に思う。


RENの体から見えるはずのない
白い迸るオーラーの
ようなものを感じる。

止める間もなく仲間の
1人がRENに向かっていた。

やめろ!

あまりの動きの早さに
一瞬何が起こったのか
わからないまま

白目を剥いて倒れる男。


そして次から次にまた
人を倒していくREN。

でもその戦い方は、

殴りかかってきた男の手を
自分の腕にくるりと
絡めたかと思うと反対の手の
指先で目を潰す。

「うあぁぁぁ~!!」
目を押さえ倒れこむ男の
みぞおちに蹴りを入れ、
蹲るそいつの体をさらに蹴り上げる。

そしてそいつの頭部に
足を振り上げたかと思うと
かかとを落とした。

ズクッ――

と鈍い音がしてそいつの動きが
止まると汚いものでも
触ったかの様に手についた
血液をそいつの服に擦り付ける。

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