[ ne・o-Child ]
その表情は明らかに
さっきとは違い・・・
苦しそうだった。

RENは声を出さず口で、

『コロシテ・・・』


「やれ!!」
とまたうるさい声が飛んでいる。

振り上げたRENの手は震えていた。


RENは刃先の向きを変え
自分の胸を、

「ぐっ―!・・・」



『か・・・い・・・?』
俺の耳元でRENの声が聞こえる。
俺は瞬間RENの腕の中に
入っていた。

俺の背中にナイフが
食い込んでいる・・・

俺は、RENをそのまま
肩に乗せ抱き上げた。


ドゴ――ン――
という爆発音がなったかと
思うとその部屋の中で
その後2回爆発が起きた。
辺りが煙に包まれ前が見えない。

俺たちはその間に
計画通りの逃走経路で外にでる。


肩に担がれてるRENは
気を失ってるようだった。



ありがとう・・・仁

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