[ ne・o-Child ]
俺たちはその後散り

帰る途中の車内で意識が戻ったRENは

『病院!早く!急いで!!』

と運転してる峻平に言い、

目から大粒の涙を流して
『ゴメンナサイ・・ゴメンナサイ・・・』
と何度も誤ってきた。

RENを胸に抱き寄せ
「大丈夫だよ・・・

誤るのは俺の方だから・・・
遅くなってゴメン。

RENもう終わりだから・・・
これからはずっと一緒に・・・」

体の中の血液がゆっくり
流れ出し・・・
あまり感覚がなくなっていた。

でも俺が考えてたのは
泣いてるRENがこれ以上
泣かないようにするには
俺は何をして
あげられるだろうと思い、

ただ優しく髪を撫でていた。


もう泣くな・・・

お前が泣いてるのを見ると
どうしようもなくなって
俺も一緒に泣けてくるだろ・・・


REN・・・
もう泣くなよ・・・


・・・REN・・・・・・・・


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