[ ne・o-Child ]
ドンドンドンドン――

寝ぼけ顔の峻平の顔
「んぁ・・・どうしたぁ・・・?」

と車のロックを外したので
俺は乗り込み

『出して!』

「え?」


俺はハルから頼まれたものを
家に取りにいくと言ったけど
その嘘はすぐにばれて
ハルと同じように止められた。

『峻平・・・
まだデータが残ってるんだよ。
今じゃないと間に合わない、
明日にはもうあそこに
ないかもしれない・・・

峻平は俺が幸せだと思う?』

峻平は何も答えない。



俺みたいな人間をもう
創らせてはいけない。

生きちゃいけないんだ・・・


一旦家につき、地下の駐車場で
峻平はここで待ってると言った。

『待たなくていいよ(笑)』

と笑う俺にそれでも待つと
言ってくる。



ありがとう・・・峻平








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