[ ne・o-Child ]
頭上にヘリがいた。

その中に成宮が・・・


ヘリが屋上に着陸し、
成宮が2人の兵と降りてきた。

「お前何でRENを撃った!!!」
とVergerはRENをのせたまま
上半身だけ起き上がり、
成宮に向かって怒鳴る。

「データが採れ次第処分しても
いいと言ったのはあなたですよ。

それに命が危険だと判断しましたので
当然のことをしたまでです。」
と冷静に返した。

VergerはRENの体を抱きしめ
声をあげて泣いていた。


動かなくなった玩具を見て
泣いてる子供ように・・・


しばらくして放心した
Vergerを無視し、

「運べ!!」
と成宮、兵の2人がRENの両脇を
抱え引き離し、そのままズルズルと
引きづる。


そのRENの顔は穏やかで
まるで眠ってるように

・・・安らかな顔だった。


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