[ ne・o-Child ]
「お前に理由は関係ない。
俺が欲しいのはお前の情報だけだよ。
ただそれだけだ。
内部の情報どこまで知ってる?」
そう聞かれ、ソファーの上に右の片膝を立てた俺はそこに肘をつき試すように言った。
『関係ない人に聞かないでよ。俺が敵だったらどうするの?そんなこと聞いたらOUTでしょ?』
櫂は、ニヤリと笑い
「お前は敵じゃない。味方でもないかもしれないけど……
俺はお前を助けた。
見返りもなく助けると思うか?
横にあった死体の山。
俺が助けなきゃお前は死んでた。そうだろ?」