[ ne・o-Child ]

白衣をきたその男は俺に背を向け

「最後か……にしても、汚いガキだなぁ。」
と言い、子供の頭にギアの様なものを装着させる。

ピピピピッとベットの脇にある機械の本体を操作し、

「俺を恨まないでくれよ。」とフッと笑い、スイッチに手をかけた。

俺は後ろから素早くその男の顔と肩を掴み、逆の方向にむけた。

鈍い音がしてそいつは俺の足元に崩れ落ちた。


ベットに固定された手を解く、そして足を、その子供は自分で猿ぐつわを外し

『ありがとう』

と言ったかと思うと急に険しい顔になり




『来た』

< 33 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop