[ ne・o-Child ]
白衣をきたその男は俺に背を向け
「最後か……にしても、汚いガキだなぁ。」
と言い、子供の頭にギアの様なものを装着させる。
ピピピピッとベットの脇にある機械の本体を操作し、
「俺を恨まないでくれよ。」とフッと笑い、スイッチに手をかけた。
俺は後ろから素早くその男の顔と肩を掴み、逆の方向にむけた。
鈍い音がしてそいつは俺の足元に崩れ落ちた。
ベットに固定された手を解く、そして足を、その子供は自分で猿ぐつわを外し
『ありがとう』
と言ったかと思うと急に険しい顔になり
『来た』