[ ne・o-Child ]
フゥ~と深く息をついたかと思うとハルはまた話し出した。

「次の日、学校から帰って台所にいくと、血だらけで倒れてるお父さんがいた。

その後ろに立ってるお母さんが一瞬僕を見た。

誰……?

シュッ――
と音がしたかと思うと首から大量の血が噴出した。

一瞬何が起こったか全く理解できなくて、

ただただ赤い血を見てた。


お母さんは左手で首を押さえ僕に右手を伸ばして、苦しそうに僕の名前を呼びその場に崩れおちた。



その前にいる少年を見ると無表情で目が死んでいた。


感情も何もない。


悲しい瞳。



そいつは僕に向かって近づいてくる。

僕はそのまま気を失ってしまったんだ。」


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