[ ne・o-Child ]
皆、寝てる頃だろうと家に戻った。


そして俺はRENが嬉しそうにガラスに
映る自分の姿を眺めてるのを見てしまっ
た。


白いワンピースはRENにとてもよく
似合っていて本当に普通の女の子だった。



恥ずかしそうに頬を染めて一生懸命
言い訳するRENの姿が


可愛くて……

愛しくて……


思わず抱きしめていた。


こんな小さなお前を

俺は自分の復讐のために使おうというの
か?

普通の女に戻してやれないのか?



言えない



言わない



RENはこのままで




それが間違いだった。

ハルをあんな目に合わせたのは俺の責任
なんだ。













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