[ ne・o-Child ]
部屋を出てリビングを見るとRENの
姿がなかった。
『櫂……』
後ろから突然の声に体がビクッと反応
する。
振り返るとRENは、
黒いタンクトップにカーキーのカーゴ
パンツ。
『これ、峻平からの誕生日プレゼント。
俺の戦闘服になっちゃった。』
と笑みを浮かべ、タンクトップを指で
ひっぱるRENがいた。
「お前……」
『もう逃げるのは止めた。自分の運命を
受け入れることにしたよ。逃げようなん
てそもそもむしがよすぎるよね。』
RENの体を見て、俺は気づいた。
こいつはやはり戦うことを忘れていない。
タンクトップから覗くその肩や腕は綺麗
に引き締まっていて、無駄な肉なんて
何ひとつ付いていなかった。
毎日かかさずトレーニングを続けていた
ことが伺える。
目を伏せ自分に問い
RENに告げた。
「最後だ。これで終わりにしよう。」
『あぁ。』
俺達の戦いが始まる。
もっとも過酷な日々が
俺達をのみ込もうと
すぐそこまで迫っていた。
姿がなかった。
『櫂……』
後ろから突然の声に体がビクッと反応
する。
振り返るとRENは、
黒いタンクトップにカーキーのカーゴ
パンツ。
『これ、峻平からの誕生日プレゼント。
俺の戦闘服になっちゃった。』
と笑みを浮かべ、タンクトップを指で
ひっぱるRENがいた。
「お前……」
『もう逃げるのは止めた。自分の運命を
受け入れることにしたよ。逃げようなん
てそもそもむしがよすぎるよね。』
RENの体を見て、俺は気づいた。
こいつはやはり戦うことを忘れていない。
タンクトップから覗くその肩や腕は綺麗
に引き締まっていて、無駄な肉なんて
何ひとつ付いていなかった。
毎日かかさずトレーニングを続けていた
ことが伺える。
目を伏せ自分に問い
RENに告げた。
「最後だ。これで終わりにしよう。」
『あぁ。』
俺達の戦いが始まる。
もっとも過酷な日々が
俺達をのみ込もうと
すぐそこまで迫っていた。