[ ne・o-Child ]
バン―――

『お待たせ。』

「ハルどうだった?」

駐車場に車を止め待っていた俺は
すぐにRENの目が赤くなっていることに
気づいていた。

『うん。元気そうだったよ。』

車を走らせながらRENに問う。

「お前……死ぬつもり?」

RENは何も答えない。

「ハルは赦さないよ。俺も。」

『俺にどうしろって言うんだよ。
死ぬなって言う前に皆を非難させろよ!

今俺が死んだら代わりに皆殺されるだけ、
わかってんだろ?!

みんなでどっかに消えてくれ……』

顔を両手で覆うREN。

「必ず助けに行く。それまで…」

『その間、モルモットになれって?
もうウンザリなんだよ!それにもう二度
と出れない!もういいから俺のことは
ほっといてくれ。』

「お前はそんなに弱くないだろ!」

『あんたらが俺を弱くするんだよ。
……あんたらと係わったのが失敗だった。』

調度信号に止まり、青に変わろうとした時
RENが車を降りていた。

「REN!!」

後ろの車がクラクションを鳴らす。

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