[ ne・o-Child ]
『どうして…謝るの……?』

低いトーンで聞いてくる。

「いや、さすがに15歳相手はホラ、
犯罪だからハハッ」

と明るく交わそうとする俺に、

『俺が汚いから……?』

コツンと俺の胸を右手の拳で打つREN。

「何言ってんの?」

『俺が人殺しだから……?』

「バカ言うな!!」


シャツをギュッと掴みながらRENは、
 
『世の中、間違ってんじゃん。

平気で体売って、人殺して、何が正しい
かなんて誰が決めるの?

秩序なんてモラルなんてどこにもない!
そんなの櫂だってわかってんだろ?

……櫂が俺を否定したら

俺はどうすればいいの?



俺は生きれないよ…。』



頭で間違ってるのがわかっていても

俺は自分を抑えることが出来なかった。


RENをガラス戸に押し当てその柔らかな
唇を乱暴に貪る。

RENはそれに答える様に俺の首に手を
回し、舌を絡めてくる。

何度も何度も唇を重ね、ピチャピチャと
イヤらしい音を立てながらその唾液
さえも奪いあっていた。

ねっとりと舌を絡めながら『ハァ…』と
時折漏れる声が更にお互いを高めていく。

『アッ・・・』
唇を離しRENの顔を見ると濡れた髪と
憂いを含んだ瞳、少し開いたピンク色
の唇が妙に妖艶で俺を誘う。

俺はRENを抱き上げ濡れた服も気にせず
そのままベットに押し倒した。


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