[ ne・o-Child ]
「やめろ」
突然の低い声にドキッっとして櫂の横顔を
見る。
櫂は天井を見たまま
「自分で自分おとしめる様な悲しいこと
すんなよ。
お前は汚れてない。
お前みたいな綺麗な女どこ探してもいな
いよ。
そんなこともう忘れちまえ!!」
『櫂……?』
櫂は優しく両手で俺を包みこんだ後、
穏やかな口調で
「今日でお前は生まれ変わったんだ。
普通の女になろっ。
もう…俺は復讐を止める。
だから一緒に生きよう。」
突然の思いがけない言葉に一瞬驚き、
でもすぐ後から熱い涙が溢れてきた。
『櫂……
櫂があの時、俺の手を離さなかった時
嬉しかった。
一緒に落ちた間も俺をこうやって抱き
しめてくれたね。
守られてるみたいで嬉しかったんだ。
櫂のために死ねないのは櫂とは一緒に
生きたいと思ったから……
今日ね初めて思った。
女に生まれてよかったって
櫂が男で…
俺が女で…
櫂の腕が温かくて優しくって…さ。
ずっとこのまま2人でいたいよ。
ずっと一緒に……。』
櫂はぎゅっと強く抱きしめ、耳元で
「愛してるよ」と囁いてくれた。
その言葉は今まで
生きてきた中で一番
素敵な言葉だった。
突然の低い声にドキッっとして櫂の横顔を
見る。
櫂は天井を見たまま
「自分で自分おとしめる様な悲しいこと
すんなよ。
お前は汚れてない。
お前みたいな綺麗な女どこ探してもいな
いよ。
そんなこともう忘れちまえ!!」
『櫂……?』
櫂は優しく両手で俺を包みこんだ後、
穏やかな口調で
「今日でお前は生まれ変わったんだ。
普通の女になろっ。
もう…俺は復讐を止める。
だから一緒に生きよう。」
突然の思いがけない言葉に一瞬驚き、
でもすぐ後から熱い涙が溢れてきた。
『櫂……
櫂があの時、俺の手を離さなかった時
嬉しかった。
一緒に落ちた間も俺をこうやって抱き
しめてくれたね。
守られてるみたいで嬉しかったんだ。
櫂のために死ねないのは櫂とは一緒に
生きたいと思ったから……
今日ね初めて思った。
女に生まれてよかったって
櫂が男で…
俺が女で…
櫂の腕が温かくて優しくって…さ。
ずっとこのまま2人でいたいよ。
ずっと一緒に……。』
櫂はぎゅっと強く抱きしめ、耳元で
「愛してるよ」と囁いてくれた。
その言葉は今まで
生きてきた中で一番
素敵な言葉だった。