[ ne・o-Child ]
チュッ―

「ん…?」

片目を開けるとRENの笑顔がそこにあった。

『シャワー浴びてくる。』

「あぁ。」

ベットカバーを体に巻きつけ部屋を出て行く
RENを見て笑ってしまった。

(ふっ…豹柄はないな。)



ベットの脇の時計を見ると

11:10

約束の時間まで2時間50分。


携帯を取り、履歴から番号を押す。

「仁、皆に伝えて…今日の14時までにもぐれっ
て必要なものは峻平に手配させて。その後は、
指示待ちで。」

もぐる=隠れるという意味で俺達の間で使われ
ていた。


天井を見てボンヤリこれからのことを考えていた。


REN、どこにいく?

ハル迎えに行って、あいつ飛行機大丈夫か?
まぁ、我慢させよ。

荷物は…?

金があれば何とかなるかっ。
しばらくたったら戻ればいいし、


峻平怒るかな?
あっ!あいつに3万貸してた。



なんか楽しいなぁ…

適度な疲労感が眠りを誘う。



< 98 / 188 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop