神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
酒呑童子がそう叫び終わった瞬間、頼光の鋭い一撃によって首が宙を舞った!


「天に滅せよ参の型『滅』」


葉明の最後の印によって光の檻が一気に膨れ上がると酒呑童子を欠片すら残さず消滅させた!


「まだ終わっちゃいない他の鬼達も残さず倒せ」


葉明の号令に一同は各個に討伐を開始した!

残りの鬼達は誰も起きていないため、討伐は何とか達成することが出来そうだった。



…そして程なくして計画通りに討伐が完了した…。


「…なんとか…終わったな…。」


ゼーゼーと肩を上下させて息を整える頼光達。


ようやく全てを倒し終えた一同は、返り血に染まった体を引きずるようにして夜明け前の大江山を後にした…。
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