神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
「まだか小僧?早くしないと股間に見栄っ張りな山を作るぞ?ホレホレ。」


そう言いながら月読は透の股間あたりに山を作り始めた。


「止めろ月読!そんな恥ずかしい事するな!」


だが動けない!どう考えてもおかしい。

目を白黒させてもがいている透に月読は追い打ちをかけた。


「ホレホレまだか小僧?こちらの山はずいぶん見栄っ張りな高さになってきたぞ?ククク。」


そんな二人のやりとりを見た沙綺は横でゲラゲラ笑っていた。


「あははは!そう簡単に抜けれるかよ!符術結界で縛ってるんだからよ!」


「何そんな無駄な事に使う力じゃないだろ」
< 144 / 436 >

この作品をシェア

pagetop