神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
「貴女達は何者じゃ?」
白蓮は鵺ほど強烈な悪意は感じないものの、どこか逆らい切れない力を肌に感じていた。
「アタイは風神、コッチの変な奴は雷神。ほかに説明しようがないから理解しな!」
そう答えたのは長ラン姿の女だった。
当然のように自分の説明に納得いかなかった雷神は、風神にくってかかろうとした。
しかし、風神は口を先に押さえつけて黙らせると白蓮に用件を伝えた。
「なぁ婆さん、ここにある三種の神器をよこしな。
アタイ等はそれさえもらえれば用は無いからすぐ帰るぜ?」
「…残念ながらすぐに渡すわけにはいかん、あれは人間達の存亡に関わる物じゃからな。」
とてもじゃないが神を本気で止めきれると白蓮は考えていない。
しかし、諦める事は彼女には許されない行為だった。
白蓮は鵺ほど強烈な悪意は感じないものの、どこか逆らい切れない力を肌に感じていた。
「アタイは風神、コッチの変な奴は雷神。ほかに説明しようがないから理解しな!」
そう答えたのは長ラン姿の女だった。
当然のように自分の説明に納得いかなかった雷神は、風神にくってかかろうとした。
しかし、風神は口を先に押さえつけて黙らせると白蓮に用件を伝えた。
「なぁ婆さん、ここにある三種の神器をよこしな。
アタイ等はそれさえもらえれば用は無いからすぐ帰るぜ?」
「…残念ながらすぐに渡すわけにはいかん、あれは人間達の存亡に関わる物じゃからな。」
とてもじゃないが神を本気で止めきれると白蓮は考えていない。
しかし、諦める事は彼女には許されない行為だった。