神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
それからゆっくりと瞳を開いたオマモリサマは透達を見ながらこう言った。
「神楽 透…玄奘と澪の息子にして酒呑童子を宿す神楽葉明の子孫…。
そして高倉 沙綺…幼少時から高い霊力を持っていた事で妖に襲われ両親を失う。
それ以後白蓮を親代わりとして退魔士になった…。」
淡々と語る彼女に透達は驚いていた。
「月読…どこまで話したんだ?」
そう言った透に向かって月読は頭を横に振った。
「月読は何も話してはおらんよ。ウチが月読の見たもの聞いたものを読みとっただけや。」
オマモリサマは月読の頭を撫でながら落ち着いた様子で答えた。
「神楽 透…玄奘と澪の息子にして酒呑童子を宿す神楽葉明の子孫…。
そして高倉 沙綺…幼少時から高い霊力を持っていた事で妖に襲われ両親を失う。
それ以後白蓮を親代わりとして退魔士になった…。」
淡々と語る彼女に透達は驚いていた。
「月読…どこまで話したんだ?」
そう言った透に向かって月読は頭を横に振った。
「月読は何も話してはおらんよ。ウチが月読の見たもの聞いたものを読みとっただけや。」
オマモリサマは月読の頭を撫でながら落ち着いた様子で答えた。