神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
馬頭は悔しそうに幹矢を睨みつけながら口の端から流れる血を拭った。
「畜生!肉体ってのは何でこうモロいかねえ!?ただでも能力が低下してるってのに…。」
ヨロヨロと立ち上がりつつも馬頭の瞳からは、やる気に満ちた火が灯ったままだった。
「ハッ!それでおしまいかい坊ちゃん?そんなんじゃ中途半端でイケないねぇ!!」
馬頭は両手を横に広げると二本の青竜刀を握り締めた。
「やれやれ、弾数無制限ってわけか…。やっかいな相手だなぁ。」
幹矢は頬を掻きながら呆れたように呟いた。
そして誰にもばれないようにオマモリサマの居る裏手を盗み見ると、月読が走る姿を確認して視線を馬頭に戻した。
馬頭は両手に持った剣をヒュンヒュン回しながら幹矢に向かって歩き出し、語気荒く言い放った。
「そのけったいな技がいつまでも効くと思うんじゃないよ!!」
「あ〜…あはははは…痛いのはちょっと勘弁してほしいなぁ。ダメ?」
幹矢は鬼気迫る表情の馬頭に気圧されて苦笑いのまま後ずさった。
「畜生!肉体ってのは何でこうモロいかねえ!?ただでも能力が低下してるってのに…。」
ヨロヨロと立ち上がりつつも馬頭の瞳からは、やる気に満ちた火が灯ったままだった。
「ハッ!それでおしまいかい坊ちゃん?そんなんじゃ中途半端でイケないねぇ!!」
馬頭は両手を横に広げると二本の青竜刀を握り締めた。
「やれやれ、弾数無制限ってわけか…。やっかいな相手だなぁ。」
幹矢は頬を掻きながら呆れたように呟いた。
そして誰にもばれないようにオマモリサマの居る裏手を盗み見ると、月読が走る姿を確認して視線を馬頭に戻した。
馬頭は両手に持った剣をヒュンヒュン回しながら幹矢に向かって歩き出し、語気荒く言い放った。
「そのけったいな技がいつまでも効くと思うんじゃないよ!!」
「あ〜…あはははは…痛いのはちょっと勘弁してほしいなぁ。ダメ?」
幹矢は鬼気迫る表情の馬頭に気圧されて苦笑いのまま後ずさった。