神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
その様子に雷神は構う事なく忍へと手をかざした。
「危ない!ボーっとするな忍!」
沙綺はとっさの判断で雷神と忍の間に入り、指先から放たれた雷撃を符術結界で受け止めた!
「バカヤロー!お前死にたいのかよ!そっちにはまだ馬頭が残ってるんだぞ!
こっちに構う暇は無いだろ!!」
「分かってるわよ!でもこっちは月姉や透が応戦してるからそっちよりはいけるわ!前鬼!こっち来て!」
忍は弓と共に指に挟んでいた巻物をホルスターにしまい込むと、背中合わせにやって来た前鬼に話しかけた。
「何だ姉御!」
「アンタは精霊化してんのよね!?」
「今更何だよ!?その通りだ!」
「じゃあ魂と同じ存在よね!?」
「だから何だってんだよ!!こっちは忙しいんだ!」
前鬼は馬頭と仲間の戦闘を目で追いながら叫び返した。
しかし返って来た忍の言葉は前鬼の想像を越えていた…。
「アンタ、私に憑依しなさい!」
「………はぁ!?」
「危ない!ボーっとするな忍!」
沙綺はとっさの判断で雷神と忍の間に入り、指先から放たれた雷撃を符術結界で受け止めた!
「バカヤロー!お前死にたいのかよ!そっちにはまだ馬頭が残ってるんだぞ!
こっちに構う暇は無いだろ!!」
「分かってるわよ!でもこっちは月姉や透が応戦してるからそっちよりはいけるわ!前鬼!こっち来て!」
忍は弓と共に指に挟んでいた巻物をホルスターにしまい込むと、背中合わせにやって来た前鬼に話しかけた。
「何だ姉御!」
「アンタは精霊化してんのよね!?」
「今更何だよ!?その通りだ!」
「じゃあ魂と同じ存在よね!?」
「だから何だってんだよ!!こっちは忙しいんだ!」
前鬼は馬頭と仲間の戦闘を目で追いながら叫び返した。
しかし返って来た忍の言葉は前鬼の想像を越えていた…。
「アンタ、私に憑依しなさい!」
「………はぁ!?」