妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
私はため息をつくと、頭を抱えた
誰かに聞かれていたら、どうするつもりなんだ

「場所、移動するか……」

「うん!」

私の言葉に、海堂が嬉しそうに頷いた

「車、持ってくる」

海堂がスーツのポケットから車の鍵を出すと、駐車場に向かって歩き出した

ああ、もう!
こうなったら、とことん話をしてやろうじゃない

私が理解できるまで
海堂から言葉を引き出してやる
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