妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
私は、お手洗いに行ってから、コンパ会場に戻った

「コンパ中にメール?」

私は部屋に戻るなり、メールを打っている蓉子に話しかけた

「え…あ、うん
珍しい人からだったから…ってメールアドレス変更してなくて良かったぁ」

蓉子がニヤニヤしながら、携帯を抱きしめた

「…で、せっかく携帯、出したんだから年下ボーイのアドレスをゲットしてきなよ」

「そうだね~、サンキュー」

私はテーブルの端に腰を下ろすと、カクテルを飲み始めた

『帰って来い』

海堂の声が耳の中で、蘇った

腕時計で時間を確認する

もう少ししたら、帰るかな……て何で海堂の言う通りにしなくちゃいけなんだよ

蓉子、頑張ってるなぁ
恋愛も仕事も手抜きせずに、追い求めて
凄いよなぁ

相変わらず、年下好きだけどね
< 28 / 73 >

この作品をシェア

pagetop