妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「帰るぞ」

「私はまだ蓉子と飲む」

「明日は撮影日だ」

「何、勝手に決めてるんだよ!
試合があるんだろ」

「俺が出なくても勝てる」

「またそれかよ」

私は海堂に腕を掴まれると、無理やり立たされた

「蓉子先輩、いいですか?」

「どうぞ、どうぞ」

蓉子が私に手を振った

「ちょ……」

蓉子の裏切り者!
私はまだ飲みたいのに

私は海堂に引き擦られながら、店の外に出て行った
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