妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「胸の谷間が見える」

「キャミだから、仕方ないんじゃないの?」

海堂が私の唇をふさいだ

スカートに入っていないほうの手で、海堂はキャミの上から胸を揉んできた

「んー、んー」

「ねえ、何で?」

「だから何が!」

「ブラが見えるし、ちょっと上から指を入れれば……ほら、つまめるよ。紫音の弱いところが」

「んっ、あ…ってこんなところで盛ってんじゃねえよ!」

私は海堂の股間に向かって足を上げたが、蹴りはうまく決まらなかった

勢いが足りなかった

「答えてよ」

「何がだよ」

「質問の答え」

「コンパにジーパンで行けるわけがないだろうが」

「俺に内緒にした上に、気合いまで入れたんだ」

「内緒? 遠征先から一度も連絡しなかったくせに何を言う? コンパの知らせが来たのは、一昨日だ
蓉子の気になる男が来るって言うから、人数調整で行っただけで、深い意味なんかないよ」
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