妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「紫音」

真っ暗な部屋で、海堂が私の頬を叩いた

「何だよ!」

気持よい眠りを妨げられた私は、海堂を睨んだ

「日付がかわったよ」

ヘッドボードにあるランプにスイッチを入れた海堂が、嬉しそうに笑っている

は?

ヤツは何を企んでいる?

海堂の手が、私の胸の膨らみへと動く

「昨日は我慢した
だから今日ならいいだろ?」

「はあ……」

意味が違うんだけどなぁ
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