星空ネイル



秋の夜は寒くて、君をなくしたアタシはどこまでも澄んでいた。




手を空に伸ばした。



白い手は不気味なほどに純粋。




アタシの青い爪は夜空に溶けて、あの日の君と一つになった。



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