ボタンひとつで何でも出来る文化は、

何かを手に入れる為に汗を流す事、

涙を流す事

そして、闇に従うことも忘れさせ


闇に『逆らう』事が『当り前』になると同時に、


素直に生きることを忘れさせ、


進歩しすぎた医療は、


生命に限界があることも忘れさせ、


《クスリ》は内臓の働きまでもコントロールし、我々の体を乗っ取った。



ボタンひとつで何でもできる、当り前が僕達をより傲慢にわがままにした。



素直に『生きる』事を忘れさせた。



『なんで、してくれないの?』


『できないなんて、おかしいじゃない!』


『できないはずがない…』
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