愛 生 ~aisyou~
「「 うわあー…。 」」
あややんと声が揃う。
あまりにも汚い更衣室は、
とても入れる状況では無かった。
「 どした? 」
先生が目を丸くしながら
こっちへ近付いてくる。
そしてひょこっと女子更衣室を
覗いた。
「 うわあ…凄い汚いね。
じゃあ女子は体育館に荷物置いて良いよ。 」
「 やったー! 」
そう言うと走って体育館へ向かった。
「 あっみーちゃん!! 」
「 …。 」
「 …。 」
あたしはあまりの綺麗さに
正直驚いてしまった。
あややんも目を丸くしている。
「 …なんで体育館は綺麗なんだろう? 」
体育館を見つめながらあややんは問い掛ける。
「 何でだろ…さっ着替えて海行こう! 」
「 うん!! 」
荷物を端に置き、荷物の中から水着を取り出して、
女子トイレへ入った。