§前世死刑§
「夜の学校てさ、怖いよね…」
級友のカナが手を洗いながら言う。
確かに気味が悪い。
明らかに朝とは雰囲気が違い、死角が怖い。
「私達…帰れるかな」
「分かんない…前世を信じるしか…」
「だよね」
カナの親友も連れて行かれて帰ってこない。
お互いに布団を隣にしようと言って、ぴったりくっつけた。
「目、瞑ろ」
「うん。」
寝れなかったら起こしていいからね。
というカナの言葉を最後に私は寝てしまった。