想いよ、届け

なんで？

｢あんた達って、仲良いんだか悪いんだか……｣

｢悪いの！｣


あたしが今喋っているのは、中学からの友達の理香。理香はあたしよりも背が高くて、スタイルがいい。
で、あたしの憧れでもあるんだ！

そんな時だった。


ガタンッ


あたしの隣の席の男の子がきた。



｢あっ。よろしく！｣

｢よろしく……｣



男の子はあたしに挨拶すると、淳平のほうを向いた。


｢おおー、久しぶり淳平！｣

｢おお!!同じクラスだったんだな〜、颯也!｣



淳平と笑顔で挨拶を交わした、あたしの隣の席の子。


｢あっ、初めまして!!俺、立花颯也。よろしくね!｣


それが、あたしと颯也の最初の出会いだった。




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