十二人目の彼氏は
 昼休み。

 瀬川が休んでいるのに気づいた。

「ええー……アンタ今まで気づかなかったの?」

 と、言ったのは井泉 花。友達。

 花と呼ぶと怒るのだけれど。

 気にいってないらしい。

「どうでも良い。瀬川なんか」

「おかしいって。瀬川君イケメンじゃん?」

「…………いや。どうでも良い」

「……瀬川君が可哀想になってきたよ」

「ん、どして?」

「考えなくても分かるでしょ? 馬鹿二島」

 しばらく考えてみたが、わからない。

 ……何でよ?
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