恋をした☆
コンコン

「那月?入るね」

「あぁ」

返事を確認してから、ドアを引いた。

那月はもうお風呂上がりのスウェット姿でベッドに転がり雑誌を読んでた。

「また男と別れたのか?そんな時ばっかり来やがって」

悪態つくわりにベッドの脇にはあたし用のスウェットが用意されていた。

「だってアイツ那月ともう会うなとか言うんだもん。無理だし。」

ブツブツ言いながらあたしは、スウェットに着替えた。

寝転んでる那月の横に潜りこむ。

「ナツー。はぁ。おちつくー」

うつむせで雑誌読んでる那月の脇に顔を擦り寄せギュッてしがみついた。

「フッ。猫みてー」

いつも那月はあたしを猫みたいって言う。
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