LOVER'Sハウス
一あたしは少し黙っていた。
「なんとか言えよ!」
先輩も無視して、考えてた。
・・・あたしがみんなから離れれば、もう迷惑かけずにすむし、心配もされない。
ホントは離れた方がいいのかもしれない…。
あたしがいない方がいいのかもしれない…。
・・・・・・・・・でも、でも、
あたしはみんなといたい。
みんなと笑いたい。
寮で暮らしたい。
…みんなと離れたくない。
『…嫌……です…。』
「あぁ!?なんだって!?」
『嫌です!そんな約束、できません!!』
あたしは声を張り上げた。…そしてハデな先輩を睨んだ。
「はぁ??お前、なに言ってんのか分かってんの!?」
『分かってます!…あたしは絶対にみんなから離れない!!離れたくない!!』
一これはあたしの本音。
そして、あたしの願い。
一…これはあたしの問題。
だから決着つけなきゃ!
「てめぇ、許さない!」
そう言われてあたしは色んなところを殴られり、蹴られたりした。
・・・・・・…誰か助けて。
ホントはそう心の中で叫んでた。祈ってた…。