LOVER'Sハウス
一…あたしは急いでみんなを呼びに行った。
…まずは三年生の教室。
ここまで来たのはいいけど…女の先輩たちの視線が痛いです…。
「あれ?紗来じゃん!!」
『あ!菜緒先輩〜!』
「どした?誰かに用??」
『はい。…LOVER'Sのみんなに用があって…』
あたしがちょっと遠慮がちに言うと、あっさり菜緒先輩は夏野を呼んだ。
「あれ?紗来!?」
『あはは。…ちょっと用があって。みんなも呼んでくれる??』
「いいけど…紗来、菜緒と仲良くなったの??」
夏野はあたしと菜緒先輩の顔を交互に見ながら、少し驚いている。
『菜緒先輩はすっごくいい人なんだ!仲良くできて嬉しいの!』
「紗来…。やっぱ紗来はいい子だわ。あたしも仲良くできて、嬉しい!」
『菜緒先輩…!』
って、二人で話してたら、夏野が呼ぶ前にみんなが来た。
「紗来!どうした??」
『あ!元、玲先輩!ちょっと来てほしいの。春奈の一大事!!』
・・・そしてあたしはみんなに詳しく説明をした。話し終わると、みんな納得してくれたみたいで。