LOVER'Sハウス
一中に入って、一番最初に目に飛び込んできたのは、吹き抜けの天井。
そして、キラキラ輝くシャンデリア。長い廊下。たくさんの部屋の扉。
・・・・・・なんてところだ。
ちょっとすごすぎじゃ、ありませんか!?!?!?
他の寮とひいきしすぎでしょ!ホント、金持ちの家かよ!!って感じ。
一あたしは目の前の光景にただただ、口が開きっぱなしだった。
それほどすごくて。あたしは驚きでいっぱいだった。
・・・自分の家はもっと大きいけど、目の前のものは家じゃなくて、寮だからね…。そりゃ、驚きますよ。
「…来ちゃ…紗来ちゃん??紗来ちゃーん??」
『え?あ、はい!!』
あたしは'はっ'っとして、川瀬先輩の方を見た。
「大丈夫?なんか、ボーとしてたみたいだけど。」
『ぁ、大丈夫です!ちょっと驚いて…』
「そっか。じゃ、あがって。みんなリビングにいると思うから。」
『は、はい。おじゃまします!』
めちゃくちゃ緊張!だって、学園に選ばれた人達だよ??みんな、絶対格好いいよね…。
・・・あたし、これからやっていけるのか?