LOVER'Sハウス


一中に入って、一番最初に目に飛び込んできたのは、吹き抜けの天井。


そして、キラキラ輝くシャンデリア。長い廊下。たくさんの部屋の扉。



・・・・・・なんてところだ。



ちょっとすごすぎじゃ、ありませんか!?!?!?



他の寮とひいきしすぎでしょ!ホント、金持ちの家かよ!!って感じ。





一あたしは目の前の光景にただただ、口が開きっぱなしだった。


それほどすごくて。あたしは驚きでいっぱいだった。


・・・自分の家はもっと大きいけど、目の前のものは家じゃなくて、寮だからね…。そりゃ、驚きますよ。



「…来ちゃ…紗来ちゃん??紗来ちゃーん??」


『え?あ、はい!!』



あたしは'はっ'っとして、川瀬先輩の方を見た。



「大丈夫?なんか、ボーとしてたみたいだけど。」


『ぁ、大丈夫です!ちょっと驚いて…』


「そっか。じゃ、あがって。みんなリビングにいると思うから。」


『は、はい。おじゃまします!』




めちゃくちゃ緊張!だって、学園に選ばれた人達だよ??みんな、絶対格好いいよね…。



・・・あたし、これからやっていけるのか?
 
 
< 12 / 183 >

この作品をシェア

pagetop