LOVER'Sハウス
『…うん、分かったよ。諦める……。』
「そうか!まぁ、頑張れよ!!」
・・・この担任、他人事だと思って…!いちおうあたしの担任でしょ!!
あたしは席に戻り、委員長が話の続きを始めた。
「……と言うことです。班は実行委員の方で決めさせてもらいます。では、これで修学旅行については以上で終わります。」
一やっと終わった!あー、疲れた。話し長すぎなんだもん!!!!!
…そう思っていたら、
一ガラッ一…
と、すごい音で教室のドアが開いた。
一立っていたのは、菜緒先輩たち。
…予想通り、手をだすなとか、ずるい…とか。散々、文句を言われました。
「さーら!よかったね!」
『…なにが?』
春奈がニコニコしながら、あたしに話す。
「LOVER'Sのみんなと一緒で!」
『どこが!もう、最悪。みんなもなに考えてんだか』
(…いや、それは紗来が好きだからだよ)
と心の中で呟く春奈。
「ま、襲われないようにねぇ〜!」
『は、はぁ〜!?襲われるわけないでしょ!////』
…こうして、ドキドキの修学旅行は、幕を開けたのでした。