LOVER'Sハウス

一そして放課後…



あたし達は近くのショッピングモールに来ていた。



そこは、なんでもそろっていて人気のところ。水着も可愛いのがたくさんあるらしい…と春奈に聞いた。



あたし達はその店に入ってすぐ、水着のコーナーに向かった。



「可愛い〜!どれにしよう??」


はしゃぐ春奈と笑花。あたしはそんな二人をただ、ボーっと見ていた。


…正直、自分にどんな水着が合うのか分からない。


それに、スタイルもよくないし、絶対こんな可愛い水着似合わないよ!




…そんなこんなで一人迷っていると、もう二人は買う水着を決めていた。


春奈は黒のシンプルなビキニ。…美人な春奈には、絶対に似合う!!


笑花はピンクのレースがついた花柄のワンピース水着。…可愛い笑花にとても似合うと思う。



一じゃあ、あたしは?????


「紗来、決まらない?」


『うん…。てか、あたしに似合う水着なんてないと思うけど…。』


そう言うと、春奈と笑花は顔を見合せて、笑った。


『な、なんで笑うのー!?』

「いやー、紗来のあまりの鈍感さと自覚なしに笑っただけ!」


『………?』
 
 
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