LOVER'Sハウス


一それから15分ほど…



「…できたぁ!」


「めちゃくちゃ可愛い!白い肌にメイクが際立つわ!」


「紗来は元から可愛いから、倍以上に可愛くなったわね☆」



・・・みんな無理矢理やってー!!!!!


「ほら、鏡見てみな!」


そう言って春奈に鏡を手渡された。



『…え…、これあたし??』

「もち!紗来はこうゆう感じのメイクがめっちゃ似合うよ!水着と合ってるし。」



一鏡を見ると、今まで見たことのないあたし自身が映っていた。


水着に合った、ピンクを基調とした可愛い系メイク。


髪は毛先の方を少し巻いていて、首と耳にはハイビスカスのアクセサリーがつけてあった。



『か、可愛い。…みんな、ホントありがとう!』


「いーえ!あたし達が勝手にやったことだし。まぁ、紗来が喜んでくれたならあたし達も嬉しいよ。」


そう言ってみんなはあたしを見て微笑んだ。あたしも一緒になって笑った。



「さーて!行きますか。」


『うん!!!!!』


「あ、紗来!一つ忠告!誰かに声かけられたり、連れていかれそうになったら、あたしかLOVER'Sのみんなを呼ぶこと!いい??」


『?…うん、分かった。』 
 
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