LOVER'Sハウス
春奈はなにを心配しているんだろう…??
あたしのこと心配してくれてるのは分かる。でも、誰かに声かけられたり、連れていかれたりすることはないでしょ!
一…海
あたし達はサンダルに履き替えると、すぐに海に向かった。
ホテルから海は近いから、数分もしない内についた。
海につくと、もうほとんどの全校生徒は来ていて泳いでたり、ビーチボールで遊んでたり…中には海岸で手を握りあっている人達も。
一キョロキョロ
あたしは周りを見渡してLOVER'Sのみんなを探していた。
まだみんな来てないみたい。
・・・海沿いを少し歩いてみる。
冷たくて気持ちいい。
初めての感覚にあたしの胸は高鳴り、心踊る気持ちだった。
一その時、誰かに力強く腕を引っ張られた。
振り返ると、そこには見たことのない同じ高校の男子生徒が二人。見た目からして同い年かな…?
「ねぇ、あんたD組の香宮さんだよね?」
『…そうですけど。』
「やっぱり!おい、上玉だぜ!!」
「まじかよ。やったじゃん!」
二人の男はあたしを無視して会話を進めていく。