LOVER'Sハウス


一いったいなんなわけ!?


すると、また話しかけてくる男たち。


「ね、俺らと一緒に遊ばない?」


「そうそう。一緒に行こ!」


『はぁ!?ちょっと…離して!あたしは友達と遊ぶの!!』



あたしは男の手を振り払おうとした。…でも、いくらやっても男の力には適わない。



…ヤダ!こんな奴らと一緒に遊びたくない。


あたしは必死に抵抗した。大きな声をだしたせいか、周りの生徒たちも騒ぎに気づく。…「なんだなんだ」…と見物者まで。


あたしは男たちから逃げようと、スキをついて離れようとしたが、それも阻止された。



「暴れんな!早く来い。」

男たちは乱暴になる。




・・・・・・怖い…怖い。




誰か助けてよー−−!




一その時…春奈の姿が見えて、視線を春奈に移す。あたしは必死で目で訴えた。



・・・春奈、助けて!!!!!



そして、運良く春奈と目が合った。


あたしの願いが通じたんだ!



…そう思っていたら、春奈は'ニコッ'と微笑んだ。


な、なにこんな時に笑ってるのー!!!!!


そして、春奈はあたしになにかを伝えてくる。


「来・た・よ!」 


口パクで言う春奈。来たって誰が!


そう伝えると、春奈が指をさした。


その先には………
 
 
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